お風呂テレビ:長風呂でも飽きない 3 つの選び方
一日の疲れを癒す至福のバスタイム。しかし、ついつい長風呂になりがちで、退屈してしまうこともしばしば。そんな悩みを解決してくれるのが「お風呂テレビ」です。防水性能はもちろん、設置場所や機能、コンテンツなど、選び方次第でバスタイムが格段に豊かになります。ここでは、長風呂でも飽きないお風呂テレビの選び方を 3 つのポイントに絞って詳しく解説します。
1. 設置場所と設置方法:お風呂の形状とスペースに合わせる
お風呂テレビを選ぶ上で、まず重要となるのが「どこに、どのように設置するか」です。お風呂の形状や広さ、壁の材質などによって、最適な設置方法やテレビのタイプが変わってきます。
壁掛けタイプ
最も一般的なのが、壁掛けタイプです。壁に直接取り付けるため、省スペースでスッキリとした印象になります。
- メリット:場所を取らない、掃除がしやすい、高級感がある。
- デメリット:壁の材質によっては工事が必要な場合がある、設置場所の自由度が低い。
壁掛けタイプを選ぶ際は、浴室の壁にビス止めできるか、あるいは壁の材質に適した取り付け金具が付属しているかを確認しましょう。タイル壁の場合は、タイル用のドリルや接着剤が必要になることもあります。また、防水処理がしっかり施されているかも重要なポイントです。
据え置きタイプ(浴槽横など)
浴槽の横や棚の上などに置く据え置きタイプも人気です。工事不要で手軽に設置できるのが魅力です。
- メリット:設置が簡単、移動が比較的容易。
- デメリット:場所を取る場合がある、コード類が気になることがある。
据え置きタイプの場合は、転倒防止機能が付いているか、滑りにくい素材で作られているかなどを確認すると安心です。また、コードの長さや配線ルートも考慮しておきましょう。
窓枠設置タイプ
浴室に窓がある場合、窓枠に設置できるタイプもあります。換気をしながらテレビを楽しめるのが特徴です。
- メリット:換気ができる、ユニークな設置方法。
- デメリット:設置できる窓の形状が限られる、落下のリスクも考慮が必要。
窓枠設置タイプは、窓のサイズや形状に適合するかを事前にしっかり確認することが不可欠です。また、落下防止策も重要となります。
ビルトインタイプ
浴室の壁に埋め込むビルトインタイプは、最もスタイリッシュで一体感のある設置方法です。
- メリット:デザイン性が高い、掃除がしやすい、防水性が高い。
- デメリット:設置に工事が必須、後からの交換が難しい。
ビルトインタイプは、新築やリフォームの際に検討するのが一般的です。専門業者に相談し、浴室のデザインや配管などを考慮して最適な機種を選びましょう。
2. 画面サイズと画質:没入感を高める最適な選択
お風呂テレビの楽しみ方を左右するのが、画面サイズと画質です。リラックスしながら視聴するため、自分に合ったものを選びましょう。
画面サイズ
画面サイズは、浴室の広さや視聴距離によって適切なものが異なります。
- コンパクトサイズ(~10インチ):一人暮らしや狭い浴室におすすめ。手軽に設置できます。
- 標準サイズ(10~15インチ):多くの浴室に適しており、迫力と手軽さのバランスが良いです。
- 大画面サイズ(15インチ~):広い浴室で、映画やドラマなどを迫力満点で楽しみたい方におすすめ。
視聴する距離を考慮し、大きすぎず小さすぎないサイズを選ぶことが重要です。あまりに大きすぎると、かえって圧迫感を感じることもあります。
画質
お風呂テレビでも、高画質で視聴したいものです。
- フルHD(1920×1080):一般的なハイビジョン画質で、多くのコンテンツを綺麗に楽しめます。
- 4K(3840×2160):より精細で臨場感のある映像を楽しめます。ただし、対応コンテンツが限られる場合もあります。
「明るさ」や「コントラスト」も重要です。浴室は照明の具合によって見え方が変わるため、これらの調整機能が充実していると、より快適に視聴できます。
3. 視聴コンテンツと機能:飽きさせないための多彩な選択肢
せっかくお風呂テレビを導入するなら、飽きさせないための機能やコンテンツも充実させたいところです。
防水性能
お風呂テレビの最も重要な機能は、やはり防水性能です。
- IPX5:あらゆる方向からの噴流水に耐える。
- IPX7:一時的に水没しても内部に浸水しない。
IPX7等級以上の防水性能を備えた製品を選ぶことを強く推奨します。シャワーの水がかかるだけでなく、万が一湯船に落としてしまっても安心です。
接続方法と視聴コンテンツ
テレビ本体にチューナーが内蔵されているものや、外部チューナーとセットになっているものなどがあります。
- 地上デジタル放送:お風呂でリアルタイムでテレビ番組を楽しめます。
- インターネット接続(Wi-Fi):YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを視聴したい場合に必須です。
- HDMI端子:ブルーレイレコーダーやゲーム機などを接続して、大画面で楽しめます。
「インターネットに繋がるか」「どんな動画配信サービスに対応しているか」は、特に確認しておきたいポイントです。Wi-Fi環境が整っているかどうかも考慮しましょう。
その他便利な機能
- 録画機能:見逃した番組を後からゆっくり楽しめます。
- Bluetooth機能:スマートフォンやタブレットと連携して、音楽やポッドキャストなどを再生できます。
- リモコンの操作性:濡れた手でも操作しやすいタッチパネル式や、防水仕様のリモコンなどが便利です。
「ながら見」を快適にするための機能が充実していると、よりリラックスした時間を過ごせるでしょう。
まとめ
お風呂テレビは、単にテレビが見られるだけでなく、バスタイムをより豊かに、そして快適にするためのアイテムです。設置場所、画面サイズと画質、そして視聴コンテンツと機能という 3 つの選び方を参考に、ご自身のライフスタイルやお風呂の環境に最適な一台を見つけてください。お気に入りの番組や動画を、ゆったりと湯船に浸かりながら楽しむ贅沢な時間を、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
