UB・キッチン等住空間:UB蛇口2:タッチレス水栓の掃除
タッチレス水栓は、衛生面や利便性の高さから、近年多くの家庭で採用されています。しかし、その機構ゆえに、通常の水栓とは異なる掃除方法が必要となる場合があります。ここでは、UB(ユニットバス)やキッチンに設置されたタッチレス水栓の掃除について、その方法や注意点、そしてその他役立つ情報を網羅的に解説します。
タッチレス水栓の構造と掃除のポイント
タッチレス水栓は、センサーで人の手を感知し、自動で水を出す・止める仕組みになっています。このセンサー部分の汚れは、水栓の誤作動や機能低下の原因となるため、特に注意が必要です。また、水栓本体には、吐水口やレバー部分、そしてセンサー周囲に水垢や石鹸カス、油汚れなどが付着しやすいため、定期的な清掃が欠かせません。
センサー部分の掃除
センサー部分は、デリケートな部品であるため、掃除の際には細心の注意が必要です。
- 使用する洗剤:中性洗剤を薄めたもの、または水拭きが基本です。研磨剤入りの洗剤やアルコールスプレーは、センサー表面を傷つけたり、コーティングを剥がしたりする可能性があるため、使用を避けてください。
- 掃除方法:
- まず、乾いた柔らかい布でセンサー部分のホコリを優しく拭き取ります。
- 次に、固く絞った布に中性洗剤を少量含ませ、センサー部分を優しく拭きます。
- 洗剤が残らないように、再度固く絞ったきれいな布で水拭きをします。
- 最後に、乾いた柔らかい布で水分を拭き取ります。
- 注意点:センサー部分に直接水をかけたり、長時間濡らしたままにしたりすることは避けてください。
水栓本体の掃除
水栓本体は、素材によって適した掃除方法が異なります。一般的には、ステンレス製、メッキ製、樹脂製などがあります。
- 日常的な掃除:
- 使用後は、乾いた布で水滴を拭き取る習慣をつけましょう。これだけで水垢の付着を大幅に防ぐことができます。
- 水垢や石鹸カス:
- 軽度な水垢:クエン酸を水に溶かしたものをスプレーボトルに入れ、水垢に吹きかけ、しばらく置いてから柔らかい布で拭き取ります。その後、水でよく洗い流し、乾いた布で拭き上げてください。
- 頑固な水垢:重曹ペースト(重曹に少量の水を加えて練ったもの)を水垢に塗りつけ、しばらく置いてからスポンジで優しくこすり、洗い流します。
- 油汚れ(キッチンなど):
- 軽度な油汚れ:食器用中性洗剤をつけたスポンジで優しく洗い、水でよく洗い流して乾いた布で拭き上げます。
- 頑固な油汚れ:セスキ炭酸ソーダ水(セスキ炭酸ソーダを水に溶かしたもの)を吹きかけ、しばらく置いてからスポンジでこすり、洗い流します。
- 素材別注意点:
- ステンレス:傷がつきやすいため、柔らかい布やスポンジを使用しましょう。
- メッキ:研磨剤入りの洗剤は、メッキを剥がす原因となるため絶対に使用しないでください。
- 樹脂:強い洗剤や溶剤は、変色や劣化の原因となることがあります。
定期的なメンテナンスと注意点
タッチレス水栓を長く快適に使用するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
掃除の頻度
- 日常的:使用後の水滴拭き取り。
- 週に1回程度:センサー部分のホコリ取り、水栓本体の簡単な拭き掃除。
- 月に1回程度:水垢や石鹸カスが気になる場合のクエン酸や重曹を使った掃除。
- 半年に1回程度:より念入りな水栓本体の掃除、可能であれば取扱説明書に記載されている分解清掃(※ただし、ご自身での分解はメーカー保証の対象外となる場合があるため、取扱説明書をよく確認し、自信がない場合は専門業者に依頼することをおすすめします)。
洗剤選びの注意点
タッチレス水栓のセンサーや本体は、デリケートな素材でできていることが多いため、洗剤選びは慎重に行う必要があります。
- 避けるべき洗剤:
- 酸性・アルカリ性の強い洗剤:変色や素材の劣化を引き起こす可能性があります。
- 研磨剤入りの洗剤:傷の原因となります。
- 塩素系漂白剤:素材によっては劣化を早めることがあります。
- アルコールスプレー:センサー部分のコーティングを剥がす可能性があります。
- 推奨される洗剤:
- 中性洗剤:食器用洗剤などが代表的です。
- クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダ:これらは天然成分で、水垢や油汚れに効果的ですが、使用方法や素材への影響を理解した上で使用することが重要です。
取扱説明書の確認
タッチレス水栓のメーカーや機種によって、推奨される掃除方法や禁止事項が異なります。必ず、お使いの水栓の取扱説明書を確認し、それに従ってください。取扱説明書は、メーカーのウェブサイトからダウンロードできる場合もあります。
故障かな?と思ったら
掃除をしてもセンサーの反応が悪い、水が出にくいなどの不具合が生じた場合は、以下のような原因が考えられます。
- センサー部分の汚れ:再度、センサー部分を丁寧に掃除してみてください。
- 電池切れ(電池式の場合):電池式の水栓の場合は、電池を交換してみてください。
- 配管の詰まり:まれに、配管に異物が詰まっている可能性があります。
- 製品自体の故障:上記を試しても改善しない場合は、製品自体の故障の可能性があります。その場合は、無理に自分で修理しようとせず、購入店やメーカーのサポートセンターに問い合わせてください。
まとめ
タッチレス水栓は、その機能性ゆえに、定期的な掃除と正しいお手入れが重要です。センサー部分のデリケートな部分に配慮し、素材に合った洗剤と方法を選ぶことが、水栓を長持ちさせ、快適に使い続けるための鍵となります。日頃のお手入れを習慣づけることで、水栓の輝きを保ち、衛生的な住空間を維持できるでしょう。