「排水管詰まり」: DIY で直す 3 つの対処法と業者に頼む基準

住空間における排水管詰まり:DIYでの対処法と専門業者への依頼基準

風呂、キッチン、洗面所など、私たちの住空間において「排水管詰まり」は、日常生活に大きな支障をきたす厄介な問題です。突然の詰まりに慌てず、まずはご自身でできる対処法を試してみることで、状況が改善する場合があります。しかし、DIYで対応できない場合や、詰まりが頻繁に起こる場合は、専門業者への依頼が賢明です。ここでは、DIYで試せる3つの対処法、業者に依頼する基準、そして注意点について詳しく解説します。

DIYで試せる3つの対処法

1. お湯と重曹・クエン酸を使った方法

キッチンの油汚れや、髪の毛が原因の詰まりに効果的なのが、お湯と重曹・クエン酸を組み合わせた方法です。これらの洗剤は、環境にも優しく、比較的安全に利用できます。

手順:

  1. まず、排水口に溜まったゴミや髪の毛などを可能な範囲で取り除きます。
  2. 排水口に重曹をコップ1杯程度(約100~200g)振りかけます。
  3. 次に、重曹の上からクエン酸をコップ半分~1杯程度(約50~100g)ゆっくりと振りかけます。この時、泡が発生しますが、これは汚れを分解する反応ですので心配いりません。
  4. 反応が落ち着いたら、50~60℃程度のお湯をゆっくりと排水口に流し込みます。熱湯は配管を傷める可能性があるため避けてください。
  5. 30分~1時間ほど放置し、最後に勢いよく水を流して詰まりが解消されたか確認します。

ポイント:重曹とクエン酸の代わりに、市販のパイプクリーナー(液体タイプ)を使用することも可能です。その場合は、製品の指示に従って使用してください。

2. 物理的に詰まりを解消する方法

物理的な異物が詰まっている場合に有効なのが、ラバーカップ(スッポン)やワイヤーブラシ(パイプクリーナー)を使用する方法です。

ラバーカップ(スッポン)の使い方:

  1. 排水口を覆うようにラバーカップを密着させます。
  2. 水がある程度溜まっている状態で、ラバーカップを勢いよく押し引きを繰り返します。この圧力によって、詰まりを解消しようという方法です。
  3. 詰まりが解消されない場合は、何度か繰り返します。

ワイヤーブラシ(パイプクリーナー)の使い方:

  1. ワイヤーブラシの先端を排水口の奥にゆっくりと挿入していきます。
  2. 詰まっている箇所に当たったら、回転させたり、前後に動かしたりして、詰まりを崩したり、引き寄せたりします。
  3. ある程度詰まりが取れたら、水を流して確認します。

注意点:ワイヤーブラシは、無理に奥まで押し込んだり、強く回したりすると配管を傷つける可能性があるため、慎重に扱いましょう。

3. 排水トラップの清掃

特に風呂場や洗面台には、臭いを防ぐための「排水トラップ」が設置されています。ここに髪の毛や石鹸カスなどが溜まって詰まりを引き起こすことがあります。

手順:

  1. 排水トラップの部品を取り外せるか確認します。多くの場合は、ねじったり、引き抜いたりすることで取り外せます。
  2. 取り外した部品に付着した髪の毛や石鹸カスなどをブラシなどで丁寧に清掃します。
  3. 清掃後、部品を元通りに組み付けます。
  4. 最後に水を流して、詰まりが解消されたか確認します。

注意点:排水トラップの構造は、製品によって異なります。無理に分解しようとすると破損させる可能性があるため、不明な場合は取扱説明書を確認するか、専門業者に相談しましょう。

業者に頼む基準

DIYで対処できない場合や、詰まりが頻繁に起こる場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。以下に、業者に依頼するべき主な基準を挙げます。

1. DIYで試しても解消されない場合

上記で紹介したDIYの方法を試しても、全く改善が見られない場合は、配管の奥深くで深刻な詰まりが起きているか、異物が詰まっている可能性が高いです。このような場合は、専門的な道具や技術が必要となります。

2. 頻繁に詰まりが発生する場合

一度解消しても、すぐにまた詰まってしまう、または数週間~数ヶ月に一度の頻度で詰まりが起こる場合は、配管自体に問題があるか、根本的な原因が解決されていない可能性があります。例えば、配管の勾配不良、劣化、または建物の構造上の問題などが考えられます。これらの原因特定と修理には、専門業者による調査と工事が必要です。

3. 異臭がひどい場合

排水管から通常以上の異臭がする場合は、単なる詰まりだけでなく、雑菌の繁殖や、配管の破損、下水との接続部分の問題などが考えられます。放置すると衛生上の問題や、建物の劣化に繋がる可能性があるため、早急に専門業者に点検してもらうことをお勧めします。

4. 複数の場所で同時に詰まりが発生した場合

キッチンと風呂場、あるいは複数の場所で同時に詰まりが起きている場合は、建物の排水システム全体に問題が生じている可能性があります。これは、個人での対処は非常に困難であり、専門業者による全体的な調査と対応が不可欠です。

5. 高圧洗浄や配管清掃が必要と判断した場合

長年使用している排水管は、内部に油汚れやヘドロなどが蓄積し、詰まりの原因となります。定期的な清掃や、詰まり予防のために高圧洗浄を検討する段階になったら、専門業者に依頼するのが一般的です。

業者に依頼する際の注意点

排水管詰まりの修理業者を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。

  • 複数の業者から見積もりを取る:料金体系やサービス内容を比較検討するために、最低でも2~3社から見積もりを取りましょう。
  • 実績と評判を確認する:業者のウェブサイトで施工実績や、口コミ、評判などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
  • 料金体系を明確にする:出張費、作業費、部品代など、料金体系について事前にしっかりと確認し、追加料金が発生する可能性についても尋ねておきましょう。
  • 保証の有無を確認する:修理後の保証が付いているかどうかも確認しておくと安心です。
  • 即時対応を謳う業者に注意:「すぐに伺います」といった謳い文句だけでなく、確実な対応をしてくれるか、信頼できる業者かを見極めることが重要です。

まとめ

排水管詰まりは、適切な対処を行えばDIYで解消できる場合も多いですが、詰まりの原因や状況によっては専門業者に依頼することが最善の選択となります。ご自身の状況を冷静に判断し、DIYで試せる範囲を理解した上で、無理のない範囲で対処を進めていくことが大切です。詰まりが頻繁に発生したり、DIYで解消できない場合は、早めに専門業者に相談し、快適な住空間を維持しましょう。

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