トイレの収納 3:鏡裏収納、壁面収納
トイレ空間は限られているため、収納の活用は非常に重要です。特に、鏡裏収納と壁面収納は、デッドスペースになりがちな空間を有効活用できる優れた方法です。ここでは、これらの収納方法について、その特徴、メリット、デメリット、そして具体的な活用例を詳しく解説します。
鏡裏収納
鏡裏収納とは、トイレの洗面台や手洗い器に設置された鏡の裏側に設けられた収納スペースのことです。一般的に、洗面台と一体になっている場合が多く、コンパクトなトイレ空間でも実用的な収納を確保できます。
特徴とメリット
鏡裏収納の最も大きな特徴は、洗練されたデザインを損なわずに収納スペースを確保できる点です。鏡の裏に収納があるため、生活感が出にくく、スッキリとした空間を維持できます。
収納力も比較的高く、奥行きがあるため、歯ブラシ、歯磨き粉、化粧品、常備薬、トイレットペーパーのストックなどを整理して収納できます。棚板の高さを調整できるタイプもあり、収納するアイテムに合わせて柔軟にレイアウトを変更できます。
また、湿気やホコリから収納物を守ることができるのもメリットです。鏡の扉を閉めれば、衛生的な環境を保つことができます。
設置は、洗面台と一体型になっているものが主流ですが、後付けできるユニットタイプも存在します。
デメリット
鏡裏収納のデメリットとしては、収納量に限界があることが挙げられます。大容量のストックやかさばるものを大量に収納したい場合には不向きです。
また、奥に収納したものが取り出しにくい場合があることも注意点です。奥行きが深すぎると、背の低い方や子供は奥まで手が届きにくい可能性があります。
鏡に水滴が付着しやすく、掃除を怠るとカビの原因になることもあります。定期的な清掃が不可欠です。
具体的な活用例
* 洗面用具:歯ブラシ、歯磨き粉、洗顔料、化粧水、乳液、コットン、綿棒など、日々の手入れに必要なアイテムを整理して収納します。
* 常備薬:絆創膏、消毒液、鎮痛剤など、家庭の常備薬をコンパクトに収納できます。
* 衛生用品:生理用品や予備のマスクなどを清潔に保管します。
* 清掃用具:ミニサイズの洗剤やブラシなど、トイレの掃除に使用する小物を収納します。
* 香りグッズ:消臭剤や芳香剤などを目立たないように収納します。
壁面収納
壁面収納とは、トイレの壁を活用した収納スペースのことです。棚を設置したり、造作で収納スペースを作ったりと、多様な方法があります。
特徴とメリット
壁面収納の最大のメリットは、収納力の高さと自由度です。壁の一面をすべて収納スペースにすることも可能であり、大容量のストックやかさばるアイテムも十分に収納できます。
デザインの自由度も高く、インテリアに合わせた色や素材を選ぶことができます。オープンラックにすればディスプレイスペースとしても活用でき、観葉植物や雑貨などを飾ることで、トイレ空間に彩りを加えることができます。
扉の付いた収納にすれば、生活感を隠し、スッキリとした印象を与えることも可能です。
造作の壁面収納は、スペースの形状やサイズに合わせて最適な収納を設計できるため、デッドスペースを最小限に抑えることができます。
デメリット
壁面収納のデメリットとしては、設置にコストがかかる場合があることが挙げられます。造作の収納は専門家に依頼する必要があり、費用が高くなる傾向があります。
オープンラックの場合、整理整頓を怠ると雑然とした印象になりやすく、定期的な掃除も必要です。
壁に穴を開ける必要がある場合は、賃貸物件では許可が得られない可能性があります。接着剤や突っ張り棒などを利用した簡易な設置も可能ですが、耐荷重には注意が必要です。
具体的な活用例
* トイレットペーパー・タオル:大量のトイレットペーパーのストックや、予備のタオルなどを収納します。扉の付いた棚に収納すると、スッキリと片付きます。
* 掃除用具:トイレブラシ、洗剤、ゴム手袋など、トイレの掃除に必要な道具をまとめて収納します。隠す収納にすると衛生的です。
* 芳香剤・消臭剤:デザイン性の高いものであればオープンラックに飾り、見えない場所にストックを収納することも可能です。
* 観葉植物・雑貨:オープンラックには、癒しの空間を演出する観葉植物や、お洒落な雑貨をディスプレイします。
* 書籍・雑誌:小さな棚を設置し、読書用の書籍や雑誌を収納するのも良いでしょう。
まとめ
トイレにおける鏡裏収納と壁面収納は、限られた空間を有効に活用するための有効な手段です。鏡裏収納は、洗面台のデザインを損なわず、日々の小物をスッキリと整理するのに適しています。一方、壁面収納は、収納力と自由度に優れており、大容量のストックからディスプレイスペースまで、幅広いニーズに対応できます。
どちらの収納を選ぶかは、トイレ空間の広さ、必要な収納量、そしてデザインの好みによって決定されます。場合によっては、両方の収納を組み合わせることで、より一層機能的で快適なトイレ空間を実現することが可能です。