シャワー の「椅子 2 」: DIY で作る木製椅子

DIYでつくる木製シャワーチェア(椅子 2)

本項では、ご自宅のお風呂場やキッチンなどで使用できる、DIYによる木製シャワーチェアの製作について、その工程、材料、注意点などを詳しく解説します。既製品のシャワーチェアでは満足できない方、ご自身の体格や好みに合わせたものを製作したい方、あるいはDIYの楽しさを味わいたい方にとって、本記事がお役に立てば幸いです。

製作の意義とメリット

シャワーチェアをDIYで製作することには、いくつかの利点があります。

  • オリジナリティの追求:デザイン、サイズ、木材の種類など、ご自身の好みに合わせて自由に設計できます。
  • コスト削減:既製品を購入するよりも、材料費を抑えて製作できる場合があります。
  • 耐久性の向上:ご自身で選んだ木材や、丁寧な製作により、既製品よりも丈夫で長持ちするチェアが作れる可能性があります。
  • 環境への配慮:廃材などを活用することで、環境負荷を低減できます。
  • 達成感と満足感:自分の手で何かを作り上げる喜びは、何物にも代えがたいものです。

製作に必要な材料

以下に、標準的な木製シャワーチェアを製作する際に必要となる主な材料を挙げます。木材の種類やサイズは、設計によって適宜変更してください。

木材

  • 座面用
    • 板材(厚み2cm~3cm程度、幅15cm~20cm程度) 2枚~3枚
  • 脚部用
    • 角材(4cm×4cm~6cm×6cm程度) 4本
  • 補強材・接続用
    • 角材または板材(厚み1.5cm~2cm程度、幅5cm~10cm程度) 適量

木材の選定について

  • 耐水性・耐久性:お風呂場での使用を想定する場合、耐水性・耐久性の高い木材を選ぶことが重要です。ヒバ、ヒノキ、レッドシダーなどが適しています。
  • 加工性:DIY初心者の方は、比較的加工しやすい木材を選ぶと良いでしょう。
  • 見た目:木目や色合いなど、お好みのものを選択してください。

固定具

  • ビス・ネジ:木材の種類や厚みに応じた長さのもの。ステンレス製など、錆びにくい素材が推奨されます。
  • 木工用ボンド:接着強度を高めるために使用します。
  • ワッシャー・ナット:必要に応じて使用します。

仕上げ材

  • 防水塗料・ニス:木材の保護と美観向上のために使用します。お風呂場での使用には、防カビ・防腐効果のあるものが望ましいです。

その他

  • サンドペーパー:木材の表面を滑らかにするために使用します(粗目、細目)。
  • 保護メガネ、マスク:作業中の怪我や健康被害を防ぐために必ず着用してください。
  • 軍手:怪我の防止と作業性の向上に役立ちます。

製作に必要な工具

以下に、DIYで木製シャワーチェアを製作する際に必要となる主な工具を挙げます。

  • ノコギリ:木材を切断するために使用します。手ノコギリでも可能ですが、電動丸ノコギリやジグソーがあると作業が効率化します。
  • メジャー(巻尺):正確な採寸に必須です。
  • 鉛筆:木材への印付けに使用します。
  • ドリルドライバー:ビスを打ち込む際に使用します。下穴を開けるためのドリルビットも必要です。
  • クランプ:木材を固定する際に使用し、接着やビス打ちの精度を高めます。
  • カンナ:木材の表面を削り、滑らかにするために使用します(必要に応じて)。
  • 金槌(かなづち):必要に応じて使用します。
  • 定規、スコヤ:直角などを出す際に使用します。

製作工程(例)

ここでは、一般的な木製シャワーチェアの製作工程を例として説明します。ご自身の設計に合わせて、適宜変更してください。

1. 設計と採寸

  • 完成イメージの決定:座面の高さ、幅、奥行き、脚部の形状などを具体的に決めます。お風呂場やキッチンのスペースに合わせて、サイズを調整しましょう。
  • 材料のリストアップと採寸:設計図に基づき、必要な木材の長さや本数を正確に計算します。
  • 木材への印付け:メジャーと鉛筆を使って、切断する位置やビスを打つ位置に正確に印をつけます。

2. 木材の切断

  • 正確な切断:印をつけた線に沿って、ノコギリで木材を正確に切断します。切断面が斜めにならないように注意してください。
  • バリ取り:切断面に残ったささくれなどを、サンドペーパーで丁寧に削り取ります。

3. 脚部の製作

  • 脚材の準備:4本の脚となる角材を、設計した高さに合わせて切断します。
  • 補強材の取り付け:脚部がぐらつかないように、適度な高さで補強材を取り付けます。
  • 座面との接合部の加工:座面と脚部をしっかりと固定できるよう、接合部を加工します。

4. 座面の製作

  • 板材の接合:板材を並べ、木工用ボンドで接着し、必要に応じてビスで補強します。板材同士の間に隙間ができないように注意してください。
  • 角の処理:座面の角は、座った際に体に当たっても痛くないように、丸みを帯びさせるなど滑らかに加工します。

5. 組み立て

  • 脚部と座面の接合:製作した脚部と座面を、設計図に従って木工用ボンドとビスでしっかりと接合します。
  • 補強:必要に応じて、さらに補強材を取り付け、全体の強度を高めます。
  • 安定性の確認:組み立て後、グラつきがないか、しっかりと安定しているかを確認します。

6. 仕上げ(研磨と塗装)

  • 全体研磨:木材の表面全体をサンドペーパーで丁寧に研磨し、滑らかにします。細かい番手のサンドペーパーで仕上げることで、より美しい仕上がりになります。
  • 塗装(防水・防カビ処理):木材の保護と美観向上のために、防水塗料やニスを塗布します。お風呂場での使用を想定する場合は、防カビ・防腐効果のある塗料を選びましょう。
  • 乾燥:塗料が完全に乾燥するまで、十分に時間を置きます。

注意点と安全対策

DIYで木製シャワーチェアを製作する際は、以下の点に十分注意し、安全に作業を進めてください。

  • 安全第一:作業中は必ず保護メガネ、マスク、軍手を着用し、怪我や健康被害を防ぎましょう。
  • 工具の正しい使い方:各工具の取扱説明書をよく読み、正しく使用してください。
  • 木材の選定:お風呂場など水回りでの使用を想定する場合は、耐水性・耐久性の高い木材を選び、適切な防水処理を施してください。
  • ビスの長さ:木材の厚みに合った適切な長さのビスを使用し、貫通しすぎないように注意してください。
  • 安定性の確認:組み立て後は、必ずグラつきがないか、十分な安定性があるかを確認してください。不安な場合は、補強材を追加するなど対策を講じましょう。
  • 定期的なメンテナンス:木製シャワーチェアは、定期的な点検とメンテナンスが必要です。ひび割れやカビの発生などがないか確認し、必要に応じて補修や再塗装を行ってください。
  • 衛生管理:定期的に清掃を行い、清潔な状態を保つようにしましょう。

まとめ

DIYで木製シャワーチェアを製作することは、オリジナリティあふれる快適な空間を作り出すだけでなく、ものづくりの楽しさを体験できる貴重な機会です。本記事で紹介した材料、工具、製作工程、そして注意点を参考に、ぜひご自身の理想とするシャワーチェア作りに挑戦してみてください。安全に配慮し、丁寧な作業を心がけることで、きっと満足のいく仕上がりになるはずです。

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