「洗面所の棚」:奥行きを活かした 3 つの整理法

洗面所の棚:奥行きを活かした 3 つの整理法

洗面所の棚は、その奥行きをいかに活用するかが、収納効率を格段に向上させる鍵となります。日用品や化粧品、タオルなど、何かと物が多くなりがちな洗面所だからこそ、奥行きを意識した整理法を取り入れることで、探しやすく、使いやすい空間を実現できます。ここでは、奥行きを活かすための 3 つの具体的な整理法と、それらを実践する上でのポイントをご紹介します。

1. 仕切りとボックスで「縦」の空間を最大限に活用する

洗面所の棚の奥行きを整理する上で、最も基本的ながら効果的なのが、仕切りや収納ボックスを駆使して「縦」の空間を細かく区切る方法です。

1-1. 奥行き全体を「奥行き × 高さ」で分割する

棚板の奥行き全体を、そのまま単に物を置くだけでは、奥の物が取り出しにくくなるのは目に見えています。そこで、棚板の奥行きをさらに高さで分割していくイメージで、収納グッズを選びます。

例えば、洗面所の棚が奥行き 30cm だとします。この 30cm をすべて一つの空間として捉えるのではなく、高さ 10cm、15cm、20cm といったように、収納したい物の高さに合わせて仕切りやボックスで区切るのです。

* **背の高いボトル類:** シャンプーやリンス、ボディソープなどのボトルは、そのまま棚に並べると奥行きを取りがちです。深さのある収納ボックスや、ボトルスタンドを活用することで、ボトルを立てて収納し、奥行きを無駄なく使えます。ボックスの高さは、ボトルの高さよりも少し低めに設定すると、取り出しやすくなります。
* **中身が見えるクリアボックス:** 化粧品やヘアケア用品など、細かいアイテムはクリアな収納ボックスに入れるのがおすすめです。ボックスごと棚に並べることで、一目で中身が把握でき、奥に何があるかを探す手間が省けます。ボックスの奥行きは、棚の奥行きよりも少し短めにすると、ボックスの前後にも空間ができ、指をかけて引き出しやすくなります。
* **重ねられるスタッキングボックス:** タオルや着替えなどを収納する場合は、スタッキング可能なボックスが便利です。奥行きを揃えたボックスを重ねることで、棚の高さを効率的に利用できます。ボックスの前面にラベルを貼っておくと、さらに分かりやすくなります。

1-2. 引き出し式収納や回転式収納の活用

棚板に直接物を置くのではなく、引き出し式の収納ケースや回転式の収納グッズを取り入れるのも、奥行きを活かす効果的な方法です。

* **引き出し式収納ケース:** 棚の奥行きに合わせて、引き出し式の収納ケースを設置します。これにより、奥に収納した物も引き出すだけで簡単に取り出せるようになります。透明な引き出しであれば、中身も一目で確認できます。複数の引き出しを組み合わせることで、カテゴリーごとに細かく分類することも可能です。
* **回転式収納(ターンテーブル):** 特に化粧品や小物類の収納に有効なのが、回転式収納です。奥行きのある棚のスペースに回転台を設置し、その上にアイテムを並べます。くるっと回すだけで、棚の奥に置いた物も簡単に見つけることができ、取り出すことができます。

1-3. 壁面収納と組み合わせる

洗面所の棚の側面や背面のデッドスペースも、奥行きを活かすために有効活用できます。

* **フックやレール:** 棚の側面にフックやレールを取り付け、ドライヤーやヘアアイロン、バスローブなどを吊り下げることで、棚の奥行きを圧迫せずに収納できます。
* **ウォールシェルフ:** 棚の上の壁面や、棚と棚の間の壁面にウォールシェルフを設置することで、収納スペースをさらに増やすことができます。奥行きのある棚とは異なり、浅めのシェルフであれば、見せる収納としても活用でき、インテリアのアクセントにもなります。

2. 「隠す収納」と「見せる収納」の使い分けで奥行きにメリハリをつける

洗面所の棚の奥行きを整理する上で、収納する物の性質や使用頻度に応じて、「隠す収納」と「見せる収納」を使い分けることが、見た目の美しさと機能性の両立に繋がります。

2-1. 頻繁に使うものは「手前」に、たまに使うものは「奥」に

これは、整理収納の基本中の基本ですが、奥行きを意識する上でも非常に重要です。

* **使用頻度の高いもの:** 毎日のように使う歯ブラシ、洗顔料、ハンドソープなどは、棚の手前側や、取り出しやすい高さに配置します。これにより、サッと手に取れ、作業効率が向上します。
* **使用頻度の低いもの:** 季節限定の化粧品、ストック用の洗剤、来客用のタオルなどは、棚の奥側に収納します。普段は目に入らないため、生活感を抑える効果もあります。ただし、奥に収納した物も定期的に見直し、期限切れや不要なものがないか確認することが大切です。

2-2. 生活感の出るものは「隠す」

洗面所には、どうしても生活感が出てしまいがちなアイテムが多くあります。これらを隠す収納で整理することで、スッキリとした印象になります。

* **蓋付きのバスケットやボックス:** 洗剤の詰め替え用パウチ、掃除用具、生理用品などは、蓋付きのバスケットやボックスに収納します。これらは、ホコリを防ぐだけでなく、中身が見えないため、見た目を損ないません。
* **引き出しや扉付きの収納:** 棚に引き出しや扉が付いている場合は、積極的に活用しましょう。特に、ごちゃつきがちな小物類は、引き出しや扉の中にしまっておくのが最適です。
* **隠れスペースの活用:** 棚のデッドスペースや、棚板の裏側などを利用して、隠し収納を作ることも可能です。例えば、棚板の裏にフックを取り付け、小さなポーチなどを吊るしておけば、目立たずに収納できます。

2-3. お気に入りは「見せる」

一方で、お気に入りのタオルや、デザイン性の高い化粧品、観葉植物などは、見せる収納として活用することで、洗面所空間に彩りと個性をプラスできます。

* **ディスプレイ感覚で:** 棚の手前側や、目につきやすい場所に、お気に入りのアイテムをディスプレイするように配置します。統一感を意識すると、より洗練された印象になります。
* **オープンシェルフの活用:** もし洗面所にオープンシェルフがある場合は、見せる収納のスペースとして活用しましょう。おしゃれなカゴや、デザイン性の高い容器に入れることで、生活感を抑えつつ、インテリアとしても楽しめます。

3. 定期的な見直しと「定位置」の確立

どんなに工夫して整理しても、定期的な見直しと定位置の確立がなければ、収納はあっという間に乱れてしまいます。

3-1. 定期的な「棚卸し」と「断捨離」

洗面所の棚は、湿気や温度の影響を受けやすく、物の劣化も早まりやすい場所です。また、化粧品や医薬品など、使用期限のあるものも多いため、定期的な棚卸しは必須です。

* **月1回、または季節ごと:** 少なくとも月1回、または季節ごとに、棚の中身をすべて出して見直しを行いましょう。
* **不要なものは迷わず捨てる:** 期限切れのもの、使い切れないもの、効果を感じなくなった化粧品などは、迷わず捨てる勇気が必要です。「いつか使うかも」という思いは、収納スペースを圧迫する原因になります。

3-2. 「定位置」を決めて、元に戻す習慣を

収納した物が元あった場所に戻されず、あちこちに散らばることが、収納が乱れる最大の原因です。

* **「使う場所=しまう場所」:** 使用頻度や使用シーンを考慮し、「使う場所=しまう場所」となるように、定位置を決めます。例えば、ドライヤーは洗面台の近く、タオルは棚の決まった場所、といった具合です。
* **家族全員で共有:**家族全員が定位置を把握し、使ったら必ず元に戻すという習慣を身につけることが重要です。ラベリングをしたり、収納方法を分かりやすくしておくと、家族も協力しやすくなります。

3-3. 奥行きを活かすための「ラベリング」

特に、見えない収納や、複数のボックスを使用している場合に効果的なのが、ラベリングです。

* **中身の明示:** ボックスや引き出しの前面に、中身を具体的に記載したラベルを貼ります。「〇〇用」「ストック」など、一目でわかるように工夫しましょう。
* **使用頻度やカテゴリーで色分け:** ラベルの色で使用頻度(例:毎日使うものは赤、たまに使うものは青)や、カテゴリー(例:ヘアケア用品は緑、スキンケア用品は黄)を色分けすると、さらに視覚的に分かりやすくなります。

まとめ

洗面所の棚の奥行きを最大限に活かすためには、仕切りや収納ボックスで縦の空間を細かく区切る、「隠す収納」と「見せる収納」を使い分ける、そして定期的な見直しと定位置の確立が不可欠です。これらの方法を実践することで、限られたスペースでも、機能的で快適な洗面所空間を実現することができるでしょう。

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