DIY 12:シャワー周りの収納を DIY
はじめに
水回りは、日々の生活において清潔さを保ち、快適に過ごすために非常に重要な空間です。特にシャワー周りは、シャンプー、コンディショナー、ボディソープといったバスアメニティや、洗顔料、歯ブラシ、タオルなど、多くのアイテムが置かれがちです。これらのアイテムを整理整頓し、使いやすく、かつ見た目にも美しい収納を実現することは、バスルーム全体の快適性を大きく左右します。
しかし、賃貸物件などでは、壁に穴を開けることができなかったり、設置できる棚の種類が限られていたりすることが少なくありません。また、市販の収納グッズは、サイズが合わなかったり、デザインが気に入らなかったりすることもあります。そんな時こそ、DIYの出番です。自分の手で、限られたスペースや条件に合わせて、機能的かつデザイン性の高い収納を作り出すことができます。今回は、シャワー周りの収納に焦点を当て、具体的なDIYアイデアとその進め方について、詳しく解説していきます。
DIYのメリットと注意点
シャワー周りの収納をDIYするメリットは多岐にわたります。まず、コスト削減が挙げられます。市販の収納グッズは、ブランドや素材によっては高価になることがありますが、DIYであれば、ホームセンターや100円ショップなどで手に入る材料を組み合わせることで、比較的安価に実現できます。
次に、自由なサイズとデザインです。既製品ではなかなか見つからない、デッドスペースにぴったり収まるサイズや、自分の好みの色や素材を使ったデザインにすることができます。これにより、バスルーム全体の統一感を高めることも可能です。
さらに、機能性の向上も期待できます。例えば、よく使うものを手に取りやすい位置に配置したり、湿気に強い素材を選んだりすることで、より使い勝手の良い収納空間を作り出せます。
一方で、DIYには注意点もあります。まず、安全性です。水回りは湿気が多く、素材によってはカビが発生しやすい環境です。そのため、防カビ・防水加工が施された素材を選んだり、定期的なお手入れを心がけたりすることが重要です。また、滑りやすい床や、濡れた手で作業することによる転倒のリスクにも注意が必要です。
次に、耐久性です。シャワー周りは、水や湿度に常にさらされるため、素材の選定を誤るとすぐに劣化してしまう可能性があります。特に、木材を使用する場合は、防水処理をしっかり行うことが不可欠です。
最後に、賃貸物件での注意です。壁に傷をつけたり、原状回復が難しい改造を行ったりすると、退去時にトラブルになる可能性があります。現状復帰可能な方法を選ぶか、事前に大家さんや管理会社に相談することをおすすめします。
DIYアイデア:壁掛け収納
吸盤式ラックの活用とアレンジ
最も手軽で賃貸物件でも安心なのが、吸盤式の収納ラックを活用する方法です。しかし、市販の吸盤式ラックだけでは、収納力が足りなかったり、デザインに物足りなさを感じたりすることもあります。
ここでDIYの出番です。例えば、複数の吸盤式バスケットを組み合わせて、高さを変えて設置することで、シャンプーボトルや洗顔料など、高さの異なるアイテムを効率的に収納できます。また、吸盤式のフックを複数使い、そこにワイヤーネットやメッシュバッグを取り付けることで、小物を整理するスペースを増やすことも可能です。メッシュバッグであれば、水はけも良く、カビの発生を抑える効果も期待できます。
突っ張り棒とワイヤーネットの組み合わせ
壁に穴を開けたくない場合、突っ張り棒は非常に有効なアイテムです。シャワーエリアの壁間などに突っ張り棒を設置し、そこにワイヤーネットを取り付けることで、カスタマイズ性の高い収納棚を作ることができます。
ワイヤーネットは、ハサミやニッパーで好きな形にカットでき、S字フックやクリップを使って、さらに収納アイテムを追加していくことが可能です。例えば、ワイヤーネットの間にプラスチック製のカゴやメッシュケースを取り付ければ、細かいアイテムも落ちずに整理できます。また、ワイヤーネットの隙間を利用して、タオルハンガーのように使うこともできます。
突っ張り棒の強度には注意が必要です。重いものを載せすぎると落下する危険性があるため、詰め込みすぎないようにしましょう。
DIYアイデア:床置き・自立式収納
スノコや木材を使った棚
浴室の床に直接置ける、自立式の棚を作ることもDIYの醍醐味です。ホームセンターで手に入る防腐・防水加工されたスノコや木材を使えば、湿気の多い浴室でも比較的安心して使用できます。
例えば、2枚のスノコをL字型に組み合わせ、間に脚となる木材を挟むことで、簡単な2段ラックができます。さらに、角材を脚にし、その上に板を渡すことで、よりしっかりとした棚を作ることができます。木材の表面には、防水塗料やニスを塗布することで、耐久性を高め、カビの発生を抑えることができます。アンティーク調にしたい場合は、ブライワックスなどを塗布するのも良いでしょう。
デザインにこだわりたい場合は、アイアンバーなどを組み合わせ、デザイン性の高い棚に仕上げることも可能です。
バスケットやボックスの活用
既製品のバスケットやボックスを組み合わせて、自分だけの収納システムを作ることも、立派なDIYです。特に、プラスチック製やステンレス製のものは、水に強く手入れが簡単です。
例えば、高さや幅の異なるバスケットを複数用意し、それを重ねて置いたり、棚板のように設置したりすることで、様々なサイズのアイテムを効率的に収納できます。デザイン性や統一感を高めたい場合は、布製の収納ボックスを使い、それを木製のフレームに組み込むといった方法もあります。ただし、布製の場合は、撥水加工されているものを選ぶか、こまめな乾燥が必要です。
DIYアイデア:その他・応用編
デッドスペースの活用
バスルームには、意外とデッドスペースが存在します。例えば、洗濯機の上や、浴槽の脇の隙間などです。これらのスペースを有効活用することで、収納力を格段にアップさせることができます。
洗濯機の上であれば、突っ張り棒や市販のランドリーラックを設置し、その上に棚板を取り付けることで、洗剤やタオルなどを置くスペースを確保できます。浴槽の脇の隙間には、オーダーメイドの薄型収納を作ることで、掃除用具やストック品などを隠して収納することも可能です。
これらのスペースに合わせた採寸を正確に行うことが、DIY成功の鍵となります。
タオル収納の工夫
シャワー周りは、タオルも多く場所を取ります。タオルバーを増設したり、壁面にフックを取り付けたりすることで、タオルの収納スペースを確保できます。また、ワイヤーネットやメッシュラックを利用して、バスタオルをくるくると丸めて収納するのも、省スペースで見た目もすっきりします。
石鹸置き・ブラシ立て
石鹸や歯ブラシといった小物を置く場所も、意外と場所を取ります。DIYでオリジナルの石鹸置きを作ることも可能です。例えば、粘土で好きな形を作り、防水加工を施したり、木材をくり抜いたりするのも良いでしょう。歯ブラシ立ては、穴を開けた木材に歯ブラシを差し込むようにしたり、竹筒などを利用したりするのも、ナチュラルな雰囲気が出ておすすめです。
まとめ
シャワー周りの収納DIYは、限られたスペースや予算でも、機能的で美しい空間を作り出すための有効な手段です。吸盤、突っ張り棒、木材、バスケットなど、様々な素材やアイテムを組み合わせることで、自分だけのオリジナル収納を実現できます。DIYを行う際には、安全性、耐久性、そして賃貸物件での注意点を十分に理解し、適切な素材選びと丁寧な作業を心がけましょう。今回ご紹介したアイデアを参考に、ぜひあなたのバスルームをより快適で使いやすい空間へと進化させてください。
